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贈り方

香典返しとは

香典とは、家族を失った遺族の悲しみを慰め、励ます意味を込めて、故人の霊前に供える金品のことです。

それに対して、香典返しとは、いただいた香典に対しお礼法要(49日など)が無事に終わりましたという報告の意味を込めて贈るギフトのことです。通常は故人をお送りする49日(七七日忌)を営み、無事に忌明けを迎えたご挨拶と合わせて、葬儀の際に頂戴したお香典に対しての御礼の品をお渡しします。香典返しは、基本的に香典を下さった全ての方に贈ります。

元を辿れば、古くは江戸時代から知人の逝去の報が届いたときは、故人のご霊前へ香の物(お線香等)やお供物を届ける習わしがありました。その後時代が進むにつれ、お供物は多様になり、金銭を包んでご霊前へ供えることが増えました。
さらに、ご霊前へお供えするものは、御香典、御供花、御供物と区分けされるようになり、御香典とは、故人様の冥福を祈り、葬儀の際にご近所の方々やご親戚の方々がご霊前に供える金品のことです。
葬儀を執り行うという事は、相互扶助的な意味合いが強く、お預かりしたお香典の中から葬儀費用をまかない、参列者・会葬者には頂戴したお香典への御礼として、金額の半分程度を香典返しとしてお返しするというのが慣習となっきました。
香典返しとは、このように葬儀の際にお世話になった方々にお伺いし御礼を述べ、感謝の気持ちを形にして、お香典のお返しの品をお渡しすることです。

香典返しの贈り方・マナー

香典返しには、贈るタイミングや渡し方、相場など様々なマナーがあります。
法要の際に故人にお供えしていただいた香典へのお返しだからこそ、一つ一つ丁寧に、香典返しの贈り方のマナーをおさえましょう。

以前は「葬儀の際には、お忙しい中ご会葬いただいたうえご芳志まで賜りましたこと、たいへんありがとうございました。皆様のお蔭で無事法要を営み忌明けを迎えました。たいへんお世話になりました。」と御礼を述べ、あわせて香典返しをお手渡ししていましたが、現在では、お香典のお返しを宅配などでお送りするのが一般的です。お品物とあわせて御礼の挨拶にかえる「ご挨拶状」を必ず添えてお送りすることが、先方に失礼のない、香典返しの大事なマナーです。

香典返しは、四十九日を過ぎてから贈る

香典返しを贈るタイミングは、四十九日を過ぎて(忌が明けた後)からが一般的です。慣習に則った香典返しをするのであれば、このような忌明けの大切な儀式でもある四十九日法要の当日を終えてから贈ることをお勧めします。

・忌明けってなに・・・?

一般的な仏式の葬儀では、この49日(七七日忌)を忌明けとして近親者を招き僧侶を迎えて法要を営みます。亡くなった当日から数えて、七日ごとに初七日、二七日、三七日として七日おきに七回の法要を営み、7回目、四十九日目の法要を、七七日忌(しちしちにちき)と呼び忌明けとなります。満中陰とも呼ばれます。
七七日忌法要は、お寺さんのご都合を考慮して本来の日よりも早めの土曜日、日曜日に営まれることもあります。納骨式もこのときに行われることが多いです。

そもそも四十九日とは仏教でいう「七七日忌(しちしちにちき)」のことで、亡くなった日から数えての49日目にあたる日となります。
本来、仏式では、ご逝去から四十九日までのあいだに七日間おきの法要を七回行うことから、「七七日」と呼びます。
この法要まで、故人が極楽浄土まで辿り着けるように弔いを続けることが「忌中」の大事な役割となります。
また、この49日を過ぎてからは、無事に故人を向こうの世界までお見送りをしました、という形となり、これを「忌明け」とよびます。

「七七日」が四十九日(49日)と呼ばれ、「忌明け」となります。
本来はこれだけを法要と言いますが、現在では「初七日」をご親戚様も集まる葬儀・告別式のあとに執り行うことも多くありますし、法要のたびに皆が集まることもできないので、近い親族だけでもしくはお寺さんだけでということもあります。
また、喪主様のご都合や季節などによって、35日目を持って「五七日忌法要」として忌明けをすることもあります。
例えば年末の時期は、年を越しての法要ではなく、五七日としての法要にすることで年をまたぐことなく忌明けを済ませます。

この四十九日までのあいだが、墓地とお墓の決定、ご仏壇の手配、ご位牌と開眼供養、ご法要の手配、お寺さんとの打ち合わせ、ご親戚様への連絡などとても多忙な時間となることとなります。

そして四十九日の「忌明け」を目安として、納骨・法要を行い、香典返しの発送とすることとなります。
昔はすべて口上を述べ手渡しの御礼が習わしとなっていた香典返しも、いまは宅急便でお送りする形も一般的となりましたので、ご挨拶の代わりに「ご挨拶状」を必ず添えてお送りします。

こちらが、一般的な仏式戒名ありの挨拶状となります。奉書(巻紙)タイプです。

こちらが、同じくカードタイプとなります。

また、四十九日と同義として、ほか宗教では「五十日祭」と呼ばれております。神式、キリスト教式などがあてはまります。
本来、忌明けとは無縁ではありますが、日本的な「忌」という考えを尊重し、この「五十日」を目安として式を催し、いったん節目の日とすることなります。

こちらが、一般的な神式の挨拶状となります。奉書(巻紙)タイプです。

こちらが、一般的なキリスト式の挨拶状となります。奉書(巻紙)タイプです。

お香典のお返しは、いまでは宅配で贈ることになるので、お預かりした御霊前をまとめてリスト作成をしておく必要もあります。住所・お名前・お香典金額・ 電話番号、そして法人からの分、供物を頂いた方、など、こと細かに一覧にすると、お返しの品物を決める時にとても役に立ちます。
いったん整理ができたら、香典返しの品物を撰んでいきます。おおまかには、お香典の金額に対して品物を選んでいくほうが決まりやすいです。

香典返しでよく使われるのは、「消えてなくなる」といわれる消耗品ですが最近はカタログギフトをお使いになる方も増えております。先様の趣向がわからないことが多いため、先方が自由に選んでもらえる方が喜ばれます。
また、逆に、選んでいけないものに「生鮮品」があげられます。形の残る陶器類なども遠慮しておくほうが無難と思います。

・忌日法要

初七日(しょなのか) 命日から7日目
二七日(ふたなのか) 命日から14日目
三七日(みなのか) 命日から21日目
四七日(よなのか) 命日から28日目
五七日 (=三十五日)
(ごしちにち / いつなのか)
命日から35日目
六七日(むなのか) 命日から42日目
七七日 (=四十九日)
(しちしちにち / なななのか)
命日から49日目

 

香典返しの時期

はじめての香典返しは返しは分からない事だらけです。時期がいつなのか、品物はどうするか、挨拶状をどうするか。法要の用意や親戚への連絡、お寺さんとの打ち合わせ、仏壇から位牌、お墓までと、とても忙しくなります。
香典返しの際の、法要までの簡単な準備と香典返しの時期や流れをご案内します。

※四十九日(七七日忌)を例に説明します。
五七日忌(35日法要)の場合には、法要まで2週間ほど早まりますので、注意が必要です。当店では、五七日忌(35日法要)の挨拶状も作成しております。ご注文の際に、ご指定ください。

葬儀後1週間目から4週間目の流れ

それでなくても毎日が忙しい日々において、四十九日の法要の事、香典返しの事も考え流のは大変です。以下のように進めましょう。

1.葬儀後、香典帳・芳名帳を整理する

香典袋、香典帳の整理。これは思った以上に手間がかかると気づかされます。
必要に応じて、香典袋を確認し、住所・氏名・電話番号を整理しリストを作ります。その際、香典金額をいれておくと、お返しの予算の目安となります。
※四十九日法要にお招きする方に印をつけておくよいでしょう。

2.香典金額に対するお返しの金額を決める

一般的には「半返し」といわれ、一万円のお香典なら、5,000円程度と考えればよいですが、香典の他に供花、お供物等をいただいていたら、それも合わせて考えるのがよいでしょう。
※四十九日法要の日時をお寺さんとご相談して決め、お招きする方に伝えます。

香典返しには、いくつか「決まりごと」があります。例えば挨拶状の体裁のこと、掛け紙の水引のこと等です。また、宗教や、地域による違い等もございます、約五十年の歴史を誇る我々になんなりとご相談下さい。

四十九日法要の際の返礼品も忘れずに手配しましょう。大体、ご葬儀後一ヶ月ぐらいで手配が済めば、余裕をもって忌明けを迎えられることでしょう。

4週間目から7週間目(四十九日)まで

四十九日法要を営みますので、用意をすすめます。忌明け前の土、日曜日にされることが多いです。忌明け後に、お返しの品を発送できるよう、用意します。

年賀状のこと

暮れが近づくと、年賀欠礼のはがき(喪中はがき)の用意を済まさなければいけません。年賀はがきの用意がすすみ投函がはじまる12月上旬には、喪中はがきが届くようにしましょう。
文章の内容は、当店の所定文を使用すれば間違いありません。

喪中に年賀状をいただいた時

12月になってからのご葬儀など、ご連絡は行き届かないこともあります。喪中の年始に年賀状をいただいた時は、「寒中見舞いはがき」として、年賀欠礼が遅れてしまったことと、葬儀をとりおこなったこと、近況などを、松の内(1月8日あたり)を過ぎてから届くように準備をして、お知らせしましょう。

四十九日 香典返し 挨拶状

四十九日(七七日忌)に香典返しを宅配などでお送りする際には、必ずご挨拶状を付けるようにしなければなりません。これは、一件一件御礼の挨拶に回っていたものを、挨拶状として手紙にするようにしたものなので、ご芳志への御礼と、無事に忌明けを済ませたことをご報告する大事なものです。私どもでは、挨拶状は奉書(巻紙)、カード型など他種の挨拶状をご用意をしています。

あわせて、各宗教に応じ、下記の挨拶状が作成できます。

奉書タイプ 挨拶状文例

カードタイプ 挨拶状文例

また、一番多い仏式の挨拶状につきましては、ご戒名を記入する、ご戒名は記入しない、どちらも選べる挨拶状となります。
こちらの挨拶状は、香典返しの品物と熨斗(のし)の間にはさみ、上から包装をして宅急便にてお送りする形が一般的となります。
◆ご挨拶状文例一覧

1)仏式挨拶状 戒名あり 七七日忌(四十九日) 
1)仏式挨拶状 戒名なし 七七日忌(四十九日) 
2)満中陰挨拶状 戒名あり 七七日忌(四十九日) 
2)満中陰挨拶状 戒名なし 七七日忌(四十九日) 
3)無宗教式 挨拶状
4)キリスト教式 挨拶状 五十日祭 
5)神式 挨拶状 五十日祭 
6)神式(天理教式) 挨拶状 五十日祭 
7)「定型文」 (ていけいぶん)

 

満中陰志とは

満中陰志とは、関西から西日本のほうで忌明けのお香典のお返しのことをいいます。「中陰」とは、仏教でいうところの亡くなってから向こうの世界に行くまでの期間のことを言い、7日ずつの法要を7回執り行い49日経った時が「満」となり、ちょうどこの日に葬儀の御礼とご芳志への御礼、忌明けの挨拶をあわせて「満中陰志」としてお返しをします。関東や九州で呼ぶところの
「香典返し」と同じ意味合いとなります。また、仏教での儀礼となりますので、神式などで葬儀を執り行った場合には満中陰以外の形でのお香典返しが無難です。

満中陰志も、本来、忌明けの御礼を代えて1件1件まわり、口上を述べ、お返しの品をお手渡しするものでしたが、昨今はお返しの形も変わり、満中陰志の挨拶状とのしをあわせて宅配でお送りするようになっています。
葬儀の地域が「満中陰志」か「志」かご存じなければ、お寺さんやご親戚様にご相談をするとすぐにわかると思います。

基本的にはこちらのように、硬い文章で挨拶状を書かれます。戒名については、入れる・入れないは喪主様のご希望で構いません。

香典返しの相場は、いただいた香典の半分

香典返しの相場は、いただいた香典の半額でのお返しが目安となります。
ですが、3万円以上の高額な香典をいただいた場合は、無理せず3分の1程度の香典返しで構いません。メモを取っておくのがお勧めです。誰がいくらの香典を下さったかをメモで控えておくと、いただいた香典に見合う香典返しを贈ることができます。

・香典返しは、忌明けのお返し

香典返しは、一般的に仏式の七七日忌(しちしちにちき / 四十九日)の忌明けを迎えた後に、挨拶状を添えてお礼の品物をお贈りすることをいいます。
神式・天理教式の場合には五十日祭、キリスト教式の場合でも昇天記念日や記念式のあと、仏式と同様にお返しするのが通例となります。
無宗教式の葬儀では、忌明けの区切りなど本来ありませんが、四十九日がたった頃を節目として、お香典のお返しの品をお送りすることが多いです。 仏式の七七日忌にあたる日を目安にお届けすることでご親戚様にもご理解をいただけます。

七七日忌明け法要の際の「法要でのお持たせ」と混同させないようにいたしましょう。法要の際に、参列の方は「御仏前」をご持参してまいりますので、こちらへのお返しの品となります。
「法要でのお持たせ」は、法事でのお返しの品と同じ扱いとなります。掛け紙は、「志」「粗供養」などとして、お持ちかえり頂けるような、重たくなく手軽な品のご用意をいたします。

・その他のお返し

葬儀告別式の際に、お香典の金額に関係なく、2,000円から5,000円(地域によって異なります。)の品物でお返しすることが当日返し(即返し)です。
葬儀の会葬礼状と、こちらがお香典返しの品となります、という挨拶状をあわせて、ご会葬の方にお帰りの際お渡ししてお返しといたします。
ご会葬の方が多いご葬儀の場合には、あとからお返しの品の手配を心配することがありませんが、ご会葬の方にお渡し忘れがないようにしなければなりません。

家族葬をはじめ、ご親戚様だけ参列の葬儀告別式の場合には、通夜返礼品と会葬礼状をお渡しして、葬儀後七七日忌明けに香典返しをするほうがよいでしょう。

・お香典のお返しの金額

目安は、「半返し」ですが、香典金額の半分相当の品物を返すことが多いようです。お付き合いの程度によっても変わりますが、「半返し」を目安にすれば、間違いありません。
5千円、1万円、2万円など段階を決めて香典返しの品を選び、いただいた額の「半返し」に近い物を送ります。

熨斗(のし)のない掛け紙を使い、挨拶状を添える

香典返しには、弔事用の掛け紙をつけるのがマナー。二度と繰り返さないようにという意味を込めて、結び切りの水引を使用します。そして、表書き(水引の上の部分)には、「志」と書くのが一般的です。
おめでたいお祝い事(慶事)で使用する熨斗とは異なりますので、注意してください。また、本来は喪主が直接持参して渡すのがマナーだとされています。しかし、現在では、家族や親戚が離れて暮らしているため直接の手渡しが困難な場合も多く、配送される方がほとんどです。配送で香典返しをお渡しする場合は、必ず挨拶状を添えましょう。
手渡しの場合は、外掛け(包装紙の上から掛け紙をつける)、配送の場合は、内掛け(掛け紙をつけてから包装紙で包む)でつけましょう。

香典返しの挨拶状は、御香典、御供物などのご芳志を頂戴したことに対する御礼と、無事に忌明けを迎えることができたご報告とを、書中にかえてご挨拶をするものです。

お香典のお返しの品をお送りする際には、挨拶状を添えることが必ず必要となります。香典返しの挨拶状は、「七七日忌の法要を滞りなく相営み忌明けいたしました」としてお品物に添えておくります。
奉書に薄墨で書かれたものが一般的です。六つに折って七面にすることが本来の挨拶状です。最近は、家族葬・無宗教葬も増えてきており、カードタイプの香典返し挨拶状が使われることも多くなりました。

香典返しご挨拶状は、以下文面にて、ご対応してあります。また、お客様のご用意されたオリジナル文章でも、香典返しのご挨拶状作成を承っております。

・仏式ご挨拶状 (ご戒名あり・ご戒名なし)
・満中陰志挨拶状(ご戒名あり・ご戒名なし)
・無宗教式ご挨拶状
・神式ご挨拶状
・天理教式ご挨拶状
・キリスト教式ご挨拶状

熨斗(のし)とは


熨斗(のし)とは、慶事における進物や贈答品に添える飾りのことです。一般的に熨斗紙といわれているのは、かけ紙に伸した鮑を付けることで「御祝にふさわしい贈り物です」という意味です。いまは印刷した紙になっているので、右上に赤い印(のしあわび)がついています。

仏事の場合には上記の赤い印を付けないで品物に掛けるものなので、本来は掛け紙と呼びます。しかし、最近では一般の通例として「のし紙」としたほうがわかりやすくなっているので、仏事でも「のし」と呼ばれたり表記されたりすることが多くなっております。

・かけ紙の違い

東北から関東、九州にかけて、仏式では広く黒白の水引が使われます。西日本方面から北陸・東北の一部では、黄白の水引が多く使われます。
仏事では、掛け紙の表書きの上に「志」と書くことで、この品物は仏事・弔事の品となります。
「志」としての用途は広く、七七日忌のお返し、法事でのお持たせ、初盆でのお返しなど、広く使われています。
西日本では七七日忌明けのお返しの際、掛け紙の表書きの上を「満中陰志」、京都や一部地域では「忌明志」とします。また、ご法要、ご法事でのお持たせなどは、関東では「志」、関西では「粗供養」として、掛け紙をご用意いたいます。
神式・天理教式では、「偲草」が多く使われます。キリスト教式では、「偲草」「昇天記念」(カトリック)、「召天記念」(プロテスタント)などが使われます。
最近、無宗教式も増えてきております。掛け紙は、お送り先様がわかりやすいようにと、表書きは「志」とすることが多くなっております。

【Q&A】香典返しで気になること

香典返しでは、「こういう場合はどうしたら良いの?」と例外が発生することもあります。
こちらでは、香典返しを準備する際に気になる疑問に対して、お答えさせていただきます。

Q. 当日返しと後日返し、どちらの方が良い?

香典返しは、一般的に四十九日の法要の後にお渡しします。
後日返しの場合、香典をいただいた後に、それぞれの金額に見合う香典返しを渡すことができます。また、贈る相手の方によって異なる香典返しを渡すことができるので、より感謝の気持ちを伝えることができます。

一方、前もって一律の香典返しを準備しておき、葬儀当日に渡す方もいらっしゃいます。当日返しの場合、香典をいただいたその場で直接、香典返しをお渡しすることができます。また、香典返しを渡しそびれる心配もないのもメリットでしょう。ただし、当日返しで香典返しを渡すときは、*会葬御礼と勘違いされないよう区別する必要があります。

準備の手間やお相手との関係性を加味しつつ、どちらの方法で香典返しを渡すのがベストか考えてから決めると良いでしょう。

会葬御礼とは?

会葬御礼(会葬返礼品)とは、葬儀に参列してくださった方々への感謝の気持ちを表すギフトのことです。香典の有無にかかわらず、葬儀に来てくださった全ての方にお渡しするのがマナーとなっています。

Q. 香典返しの受け取りを辞退された時は贈らない方が良い?

基本的には、香典を下さった方全ての方に香典返しをお渡しします。
ですが、「遺族の気持ちを煩わせるのが忍びない」「職場の規約で受け取ることができない」といった理由から、香典返しの受け取りを辞退される方もいらっしゃいます。

その場合は、お相手からの香典返し辞退の申し出を受け入れて、香典返しを渡さないのが基本的なマナーです。もし、辞退された方にもお礼をしたい時は、お礼状などで感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。

会社・法人への香典返しは贈る必要がある?

贈り主の名義が会社・法人の場合、香典は経費として計上されているので、香典返しを渡す必要はありません。ですが、社長や部長、同僚の方個人の名義で香典をいただいた場合は、通常のマナーにそって香典返しを渡しましょう。

食べてなくなる“消えもの”香典返し

「消えもの」と呼ばれる食べ物や飲み物は、不祝儀を後に残さないと言う意味合いから、香典返しにおすすめのギフトです。相手の方がいつ召し上がるかわからないので、なるべく日持ちするものを選ぶと喜ばれます。

香典返しに迷ったら・・・カタログギフトの香典返し

香典返しに迷ってしまった方は、カタログギフトを贈ります。

地域による違い

・北海道地方
ほとんどの地域が即返しで1,000円程度のお品物を会葬礼状に添えてお渡しします。近年は、高額の香典をお持ちいただいた方に香典返しをすることも増えてきております。

・東北地方
通夜返礼品を即返しとして、1,000円~5,000円程度のお品物をお渡しします。お品物の金額は、地域で異なりますので注意が必要です。

・関東地方
北関東・埼玉県北部・千葉県東側では即返しが多いです。地域によって2,000円~5,000円程度のお返しです。高額のお香典には、忌明けに香典返しをするケースもあります。
南関東では、葬儀告別式には会葬御礼品として1,000円程度のお品物をお渡しして、後返しが一般的ですが、会葬者の多い場合は通夜返礼品を2,000円~3,000円程度として、即返しでのお返しも多く見受けられます。

・北陸地方
即返しが多いです。2,000円~3,000円程度のお返しです。やはり高額の香典には、忌明けに香典返しをするケースもあります。

・甲信越地方
即返しが多いです。2,000円~3,000円程度のお返しです。

・東海・近畿地方
葬儀告別式には、会葬御礼品として1,000円程度のお品物をお渡しして、後返しとして半返し程度のお品物を送るのが一般的です。
一部地域では通夜返礼品を2,000円~3,000円程度として、即返しでのお返しも見受けられます。また、近畿地方においては、近年は、香典辞退という地域もふえてきています。

・中国・四国
当日には、粗供養(会葬礼品)として500円~1,000円程度のお品物をお渡しして、後返しでのお香典のお返しが一般的です。

・九州・沖縄
葬儀告別式には、会葬御礼品として1,000円程度のお品物をお渡しして、忌明けに半返し程度のお品物を送るのが一般的です。
地域によっては通夜返礼品を2,000円~3,000円程度として、即返しでのお返しも増えてきております。

香典返しをしないケース

お返しをしない、ということではありません。たとえば、一家の長、稼ぎ頭が亡くなった場合は、香典返しをしなくてもよいとされています。ただし、その場合でもお礼状を出す等感謝の気持ちを表すことは必要です。社会福祉団体等に寄付をするという方も最近では、多く見受けられます。その場合も寄付をした旨の言葉を添えてお礼状を出したほうが良いでしょう。

葬儀後の手続き

◆埋葬料 葬祭費 受給手続き
健康保険の被保険者本人が亡くなった場合は、「埋葬料」、扶養者が亡くなった場合は「家族埋葬料」が埋葬を行なう人に対して支給されます。勤務先で手続きをしてくれない場合は、全国健康保険協会の都道府県支部に申請手続きを2年以内にする必要があります。

◆遺族年金について
故人様が厚生年金や共済年金に加入していた場合は遺族基礎年金 遺族厚生年金が受給できます。受給条件が様々なので、日本年金機構の年金事務所に相談するのがいいでしょう。

◆生命保険受給について
故人様が生命保険に加入していれば受け取る権利がありますので、保険証書や領収書を調べて手続きしましょう。複数の生命保険会社、郵便局の簡易保険、勤務先等で入っている団体生命保険、経営者や幹部が加入している経営者保険などがあります。
住宅ローンのある方は生命保険付きであるかを確認する必要があります。借入人が亡くなった場合は生命保険で残債が支払われるので金融機関に相談しましょう。

◆医療費の自己負担分
医療費の自己負担分が一定額を超えると「高額療養費の払い戻し」という制度が適用されます。医療費を支払った2~3ヶ月後に「高額療養費の払い戻しのお知らせ」というハガキが届きますので、健康保険なら各都道府県支部、国民健康保険なら役所の国民健康保険課に持参し手続きしましょう。

◆相続と名義変更
遺産相続や名義変更は複雑な面もあり、トラブルを生じかねません。故人様の遺産は預貯金等のプラスのものばかりとは限りません。借金やローンなどの債務も含まれます。法律の知識が必要な場合は、弁護士あるいは公共の法律相談機関に相談されるといいでしょう。

◆葬儀後に名義変更届出が必要なものの一部
新世帯主の届け/市町村役場
預貯金/各金融機関
電気・ガス・水道・NHK/各機関
クレジットカードの脱退届/各カード会社
扶養控除の移動申告/勤務先
雇用保険の資格喪失届/勤務先
不動産(土地・建物)/法務局
株式・債権/証券会社・信託銀行等
借地・借家/地主・家主
営業許可・事業免許の変更届/管轄の諸官庁

香典返し ケーススタディ

香典返しでは、日頃体験しない様々なことが起こります。
具体的な状況を設定してケースを作りました。参考にしてください。

ケース1

相談者:妻
喪主:夫55歳(自営)、妻50歳
同居していた義母(夫の母)が逝去

【葬儀の状況】

  • 会葬者
  • 通夜70名……会社関係、親戚、町内
  • 告別式30名……親戚、町内、一部会社関係

喪主の状況と思い近所づきあいも多く、葬儀に参列する機会は少なくありません。当然、そのたびごとにいただく返礼品に触れてきました。そうした経験を通じて思うのは、葬儀の返礼品にも、儀礼的に手配されるものがあるかと思えば、喪主の思いが伝わるものもあるということです。できれば故人が生前、みなさんにお世話になった感謝をこめて、きちんと返礼品を贈りたいと思いますが、さて、どんなふうに選び、贈るのがいいのでしょうか。
悩み葬儀告別式は、会葬御礼品と会葬礼状で対応いたしました。忌明けの香典返しには、失礼なく包装紙、かけ紙、挨拶状も、用意したい。
こう考えて、こう返す昨今は香典返しのギフトシーンで、先様が好きなものを選ぶことができるカタログギフトが人気ですが、葬祭の返礼でも自由度の高いギフトが人気を集めています。状況と想いをお知らせいただければ、的確な返礼品や対応をいくつか御提案できると存じます。

ケース2

相談者:妻
喪主:夫55歳(会社員)、妻50歳(専業主婦)
遠隔地で暮らしていた義父(夫の父)が逝去

【葬儀の状況】

  • 会葬者
  • 通夜50名……近隣、身内
  • 告別式70名……近隣、身内

喪主の状況と思い葬儀は嫁ぎ先のある東北で行います。世間一般の常識はあるつもりですが、葬儀のことは正直よくわからず、この年齢で人様に伺うのも気が引けます。会社からの香典にはお返しをするのかとか、連名での香典にはお返しはどう対処するかとか、実は疑問も悩みも多いのです。夫は仕事が忙しく、翌日には帰京し、職場復帰をしなければなりません。香典帳を整理しながらゆっくりと地元でお返しを選べればいいのですが、時間的な余裕もありません。時間がないなかで、礼儀を欠かない方法はあるのでしょうか。
悩み時間に余裕がない。きちんとした形でお返しをしないとみっともない。地方の香典返しなどの慣習がわからない。
こう考えて、こう返す葬儀のしきたりや慣習は、地方ごとに差があるものです。まずは近しいご親族に伺うのがいちばんですが、それができないときは葬儀を依頼する葬儀社の方に聞いてみるのもひとつの手だと思います。おこころざし.comでも返礼のご相談にのっていますので、当店に一度にご連絡ください。専門のオペレーターがご相談を承ります。会葬者、並びに郵便などで届いた香典には、基本的にはすべてお返しを考えます。さて、ご相談者様はお忙しいとのことですが、そんな方にこそ活用していただきたいのが、おこころざし.comです。喪家に代わって、面倒な香典帳の整理も承わります。お客様は整理を待って、それぞれの金額に合わせて品物を選ぶだけです。品物選びはインターネットでできますから、帰京されたのちにゆっくりお選びいただけば大丈夫です。同封する挨拶状や包装までこだわり、すみずみまで満足いくものをご提案していますので、お気軽にご相談ください。

ケース3

相談者:妻
喪主:妻55歳・専業主婦
現役の会社員で、闘病中だった夫が逝去

【葬儀の状況】

  • 会葬者
  • 通夜200名……会社関係、身内、町内
  • 告別式60名……会社関係、身内、町内

喪主の状況と思い会社員だった夫はがんで闘病していましたが、退院せぬままに亡くなってしまいました。退院できなかったので、入院中にいただいたお見舞も、快気祝いを出すタイミングを逸したのが気になっています。お見舞いと香典、続けていただいた方へのお返しは、どのようにするのでしょうか。また全国展開する夫の会社各支店から届く、たくさんの弔電と香典、お花に対して、なにをどのようにお返しすべきかわからず困っています。
悩みお返しできなかったお見舞いへの御礼。二重にいただいている時の返礼は?会社関係各支店への返礼は?
こう考えて、こう返す快気祝いとは本来、全快したときのお祝いでお送りするものです。ご病気が治らずに亡くならなかったのですから、お見舞いのお返しができなかったと気に病む必要はありません。その場合、いただいた香典にお見舞いの御礼を合わせた金額に対する半返しの予算で、忌明け返しをお考えになってはいかがでしょうか。1万円のお見舞いと1万円の香典なら、合わせて2万円。半返しなら1万円の予算ということになります。弔電や供花については、基本的にはお返しをしなくても構わないとされています。ただし、いただいた相手とのご関係や会社での習わしや決まり事があるという場合は、2000~5000円程度でご予算にあわせ、忌明け返しを贈られるのもいいでしょう。会社へは、皆様で召し上がっていただけるお菓子などとお礼状を贈るだけでも充分です。

ケース4

相談者:夫
喪主:夫 62歳・会社員
妻が逝去

【葬儀の状況】

  • 会葬者
  • 通夜150名…身内、妻の知人、会社関係、近隣
  • 告別式50名…身内、妻の知人、近隣

喪主の状況と思い妻が急逝しました。葬儀では、自分の会社関連や得意先、故人の会社関連者から香典をいただいたのですが、こまごましたことをやったことがないので、正直どこから手をつけていいのやらぜんぜんわかりません。
悩みこまごまとしたことをやたことがない。マナーなどの知識もない。仕事もあるので、どなたかに相談する時間もない。
こう考えて、こう返す忌明けでの香典返しは、四十九日法要が明けてから半返し程度のお返しをします。いただいた額によって予算を変えて考える忌明け返しには周到な香典帳整理が欠かせませんが、おこころざし.comなら面倒な香典帳の整理をして(無料)、どなたにおいくらのものをお返ししなくてはならないかを決められるように、リストにいたします。あとはインターネットで、それぞれの予算に合わせて品物をお選びください。忌明けのご挨拶状や包装の手配、お礼状なども、完璧に手配いたします。時間がない、面倒だ、気乗りがしない……そんな葬祭の返礼を、先様に失礼のないように滞りなくアドバイスさせていただきます。

ケース5

相談者:女性30歳
喪主:母58歳
実家の父が逝去

【葬儀の状況】

  • 会葬者
  • 通夜200名……父の会社関係、身内、近隣
  • 告別式100名……父の会社関係、身内、近隣

喪主の状況と思い父の葬儀が実家でありましたが、葬儀当日は、わたしの職場関連の方々からも葬儀場着で香典をいただきました。喪主ではないので、本来わたしがなにかするべきではないのかもしれませんが、実家の地方は香典の額面には関係なく、即日返しのみを行うそうです。しかしそれでは、過分に包んでいただいた自分の職場へ義理を欠くようで心苦しいです。喪主に対して失礼がなく、またおつきあいも円滑にいく返礼のコツはないでしょうか。
悩み喪主でない場合、香典の返礼はどうすればいい?「葬儀の即日返しだけで、忌明け返しは不要」という土地柄。自分の住む地方とはしきたりが異なるときは?
こう考えて、こう返すまずは喪主のお母様や、ご兄弟とよくご相談なさるのが第一です。相手のお立場を尊重するようにしてください。今住んでいる場所のしきたりなどを伝え、高額な香典に対しては返礼品が必要なこと、その予算を寄せられた香典からいただきたいことを説明しましょう。あなたの関係者からいただいた香典が、1万円以上の方には、その半分を忌明け返しにする計算とし、予算をいただくようにお願いします。もちろん、あなたが返礼品の段取りをしますが、発送は喪主の名前で行います。こうした返礼のマナーは、おつきあい上重視されることもございます。

ケース6

相談者:47歳(葬儀委員会)
喪主:社長の妻(合同葬)
社長が逝去

【葬儀の状況】

  • 会葬者
  • 葬儀:会葬者500名……会社関係

喪主の状況と思い社長が亡くなり社葬を執り行うことになりました。喪家との合同葬で、わたしはその葬儀委員に任命されています。会社関係者などおよそ500人の方が会葬する予定ですが、いただいた香典に対して、だれがどのように返礼品の手配を行えばいいのでしょう。
悩み葬儀委員としての香典の返礼はどうするか
こう考えて、こう返す取引先の方も多く会葬する社葬は、葬儀の印象が会社の印象と重ねて見られることも少なくありません。返礼についても同様です。頂戴した香典は、喪主様ご遺族への扱いとなります。一般的には、香典返しは 喪主の名前で行います。こうした場合も、「お送り先も多くて大変だと存じます。よろしければ返礼品のご手配をお手伝いしましょうか」などと申し出て、喪家をサポートする誠意を見せましょう。1万円以上の香典をいただいた方には、半返しを目安にして、忌明け返しを行います。いただいた額に応じたカタログギフトを選べば、送り先が多くても整理しやすいと思います。インターネットで手配できるため、作業の効率化を図れるのも重宝します。会社関係では香典も多額になることが多いもの。高額商品のカタログギフトなら、先様にもご満足いただけるうえ、送り主様も安心できることでしょう。

ケース7

相談者:夫
喪主:夫58歳(会社員)、妻52歳(会社員)
父の逝去

【葬儀の状況】

  • 会葬者
  • 通夜30名……親戚
  • 告別式30名……親戚

喪主の状況と思い高齢になる父の葬儀を執り行いました。一日葬も故人には寂しいだろうから、通夜告別式とした家族葬としました。町内の方も高齢で知り合いも少ないので、町内会に家族葬の事、伝え。会社関係も香典・供物は断り、身内だけでの葬儀としました。
悩み時間に余裕がない。もう香典返しも最後になるので、身内にはちゃんとお返しをしておきたい。
こう考えて、こう返すまずはお香典をおまとめください。ご親戚だけと思っていても、ご住所におかわりはないか、一度ご確認ください。おこころざし.comでは、ご挨拶状のご確認も含めて最短3日で、カタログギフトをご発送までご用意することができます。お仕事などで、お時間がなくお忙しいとのことですが、品物選びはインターネットでできます。同封する挨拶状も仏式、神式、家族葬など各種そろえてございます。どうぞ、お気軽にご相談ください